b-monsterパフォーマーの横顔"NAKO"「暗闇と音楽で体を動かす楽しさと大きな達成感を」
デビューしてもうすぐ1年。バレエやダンスの経験をもとに華やかさと力強さを備えたプログラムで魅了する羽田空港スタジオのパフォーマー、NAKO。メンバー様に寄り添うようにプログラムしたいと語る彼女に今回は迫った。
バレエとダンスで人を楽しませるのが好きだった
東京都の出身です。4歳からクラシックバレエをはじめ、16歳まで約13年間ずっと励みました。高校卒業後は、舞台芸術を勉強するため2年間、アメリカへ留学。むこうではジャズダンスやタップダンスなど、ダンス全般をやっていました。背が高く、体が大きいので体育会系によく見られるんですが、じつは違うんです(笑)。
b-monsterは帰国後、ネット広告を見て応募しました。プログラムをまだ受けていなかったので、どんなことをやるのか十分理解はしていなかったですけど、バレエやダンスなど人前に立って誰かを楽しませることが好きでしたし、運動も音楽も好き。特に運動の仕事は、若い頃でないとできないかなとも思い、思い切って挑戦しました。
羽田スタジオとともに自分も成長を
同期はTASUKU、Lucas、RIO、MERU。研修は体力作りからパンチフォームの練習など、すべてにおいて相当ハード。コリオなど覚えることも多く、3ヶ月の期間中、気を抜く暇はまるでなかったですけど、みんなと一緒だったのがすごく励みになりました。デビューは今年、2019年1月半ば。所属は羽田空港スタジオです。当時、羽田はオープン1ヶ月ほどで、いらっしゃるメンバー様は新規の方ばかり。今もそうなんですが、新しい場所で皆さんと一緒に成長していこうという気持ちで勤務しています。
プログラムはベーシック&攻略型
デビューして1年近くになりますが、印象に残ってるのはなんと言ってもイベントですね。担当したのは「LGBTQ+」、Lucasとの3周年イベント、「Gryffin」。新しいコリオを考えると、その度に自分のプログラムを見つめ直しますし、お客さんにも自分の違った面を見ていただく機会になる。1年で3本は多く、大変に思うこともありましたが、いい勉強になりました。特にLucasとの「3周年」はカジュアルな衣装で派手にやることを決めたり(インスタグラム見てくださいね)、お互いのコリオにアイデアを出し合ったりと楽しかったですね。
私のプログラムを説明すると、vol.1はベーシックなプログラム。すべてにおいて複雑な動きがないので、思い切りパンチが打ち込めます。サーキットでバーピージャンプが複数回あり、きつく感じるかもしれませんが初心者の方はここから挑戦してほしいです。
10月からスタートした「Gryffin」はパンチの手数を増やし、途中にトゥータッチを入れるなど、少し複雑にした攻略型。強度はvol1に比べるとやや低いかもしれませんが、タッチダウンなど多く運動量は十分。ベーシックなvol.1と対にして楽しんでもらえたら。
大切なのはよく見ること
プログラム中に心がけているのは、メンバー様と一緒に動くこと。皆さんが迷子にならないよう、また頑張っていただけるよう自分も100%全力を出しています。普段、感情的になることが少ないので、クールに見られがちですけど(笑)、プログラム中はとりわけ熱い気持ちを前面に出しています。
もうひとつ、個々のメンバー様をよく見ながら動くことも大事にしています。b-monsterは、グループ・フィットネスではあるけど、メンバー様の運動経験値やコンディションはそれぞれ別々。なので皆さんのモチベーションをキープできるよう、それぞれのサンドバッグの前に動いたり、煽ったりしています。他スタジオと比べ、キャパシティが小さくコミュニケーションが取りやすい羽田スタジオだからこそメンバー様に寄り添ったプログラムを意識していますね。
キューイングでは、自分の強みである英語とNAKOワールドを少しでも感じていただけるように、日本語を使わずに行っています。なのでメンバー様はEDMなどの音楽に合わせ、ダンスするように楽しんでワークアウトしていただきければ。
私、「雨女」かもしれません
休みの日は買い物をしたり、映画を観たり。どちらかと言えば外にでかけたいタイプです。ただ最近気づいたんですが、私って「雨女」かもしれなくて。休みの日に限って、いつも雨なんですよ。なので、休日を迎えても、毎回、雨でテンションがあがりきららないのがちょっと悩みの種です(苦笑)。
あと留学中よく自炊していたのもあって、料理をするのも好きですね。得意なのはラザニア。先日は、生姜と卵のスープ、ぶりの照り焼きを作りました。和食も作れます。あとお酒も好きですね。ハイボールとかよく飲みますよ。ものすごく強そうに見られますが、実際はそんなこともないです(笑)。
自分の変化を楽しんでもらえたら
b-monsterの魅力はなんといっても暗闇の中、大きな音の音楽にまみれながら、しっかり鍛えられることにあると思いますね。そんな非日常空間にあるフィットネスは他にないですよ。メンバー様には、そんな中で体を動かす面白さを実感すると同時に、スリムになっていく自分の変化を楽しみ、大きな達成感を味わっていただきたいですね。
メンバー様に「今日も来ちゃった!」とb-monsterが生活の一部になってくれてたり、一方で「誕生日だから思い切り楽しみたくて来ました!」など、大切な場として思ってくれていると聞くと本当に嬉しいです。私たちパフォーマーは、スタジオでいつも皆さんを見ています。気軽に声をかけていただければ。是非一緒に楽しみましょう。
音楽制作会社、カルチャー誌での勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターに転職。現在は雑誌やウェブサイトなどで、音楽をはじめエンタメ、スポーツ、飲食などの記事を執筆。b-monsterは、約2年にわたって週3~4日ほど通っている。
phoho by Toshimasa Takeda