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b-monsterパフォーマーの横顔"HOSHI"「殻を打ち破って、一段上の自分へ!」

MONSTERS | 2020.03.06
b-monster hoshi

高いホスピタリティと熱量の高いパフォーマンスで、スタジオを魅了する羽田スタジオの人気パフォーマー、HOSHI。彼の研修時代の課題は表現力。いかに自分を出すかを悩み、そして苦しんだという。そんなパフォーマーになるまでの道のりを振り返り語ってもらった。

心身を鍛えた柔道が原点

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生まれは福島県です。スポーツは小学校から高校まで柔道をずっとやっていました。小・中学校の頃はいつも県上位に。一位になって全国大会に出場したこともあります。また柔道は強いだけではダメなんです。礼儀など日頃の振る舞いを指導され、精神面も厳しく鍛えられました。

〝新しい星〟を目指しパフォーマーへ

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高校卒業後は上京し、大学に進学したんですが、自分の将来に疑問を感じて中退。その後、ITエンジニアや広告代理店の営業職などに職を転々としました。でも徐々にフィットネスの仕事に就きたくなりました。というのも大学中退後の数年間、フィットネスジムで働き、トレーナーとして筋トレと格闘技系のグループエクササイズを担当していたんです。それがとても楽しかったので、再挑戦したくなったんです。

b-monsterの求人はネットで見つけました。応募したのは、ほぼ直感ですね。洗練されたビジュアルを見てここだ!って。面接では「自分を一から作り直し、ここの〝新しい星〟になりたい!」と面接でアピールしたました。落ちたらフィットネスの仕事は一生諦めるつもりだったんです。採用をいただいた時は、言葉にならないほど嬉しかったですね。

「もっとバカになった方がいい」

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研修ですが、以前、格闘技系のエクササイズをやっていたので、スキルは問題なかったです。体力トレーニングもなんとかついていけました。ただエンタメって面では相当、悩み苦しみました。一度、動作説明の練習をやった時、当時の研修担当だった先輩から「それじゃパフォーマーじゃなくて、ホテルのフロントマンだよ」って返されたことがあるんです。柔道や営業職で叩き込まれたせいか、喋ると過剰なほど丁寧になっちゃうんです。必要な場面ならともかく、そのノリだと音楽のエモーションを台無しにして、場を緊迫させてしまう。キューイングも間違えずにやらなきゃって意識が強すぎて小さくまとまっちゃったりとか。あと自分をさらけ出せなかったのもあります。何度か「もっとバカになった方がいい」とも言われました。

吹っ切れたのは、研修の終盤にやった「モードムード」がきっかけ。曲とともに自由に動いて自分を表現する練習なんですけど、思い切りネジを外そうと心に決め、それまでないくらい全力で動きまくったんです。本能だけで動くみたいな。見ていた研修生は全員、絶句です(笑)。でもすごく気分がよかった。突き抜けた感覚があったんですよね。先輩のフィードバックも「よかったよ」って。たった5分間でしたけど、あれがなければパフォーマーになれなかったと思います。一生忘れない5分間になりました。

影響を受けたのはRokiとRIERU

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研修中はいろいろな方のプログラムを受けたんですが、最も胸に刺さったのはRokiさんです。始まる前は物腰が柔らかいのに、音楽が鳴った途端にめちゃくちゃ豹変する。最初見た時は衝撃でした。Rokiさんに雰囲気が似ていると言われたことがあったんですが、自分に足りない部分を全部見せられたようで、勉強になりましたね。

勉強になったと言えば、RIERUさんもそうです。たまたまキューイングを聞く機会があったんですが、鳥肌が立ちました。カウントダウンは腹の底に響く重みがあるし、曲によって声のトーンがガラッと変わる。本当に痺れましたよ。早速、自分も声の出し方やトーンを変えました。じつはかなり影響を受けています。

プログラムでは称賛し、一緒にゴールへ

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2019年11月に羽田スタジオでデビューし、ずっと担当させていただいているvol.1ですが、一言でいえば「ザ・基本」。サーキットからパンチまですべてベーシックな動作ばかりのプログラムです。サンドバッグパートで、リズムが早くなったり、手数の多いコンビネーションが入ったりと攻略型のパートもありますが、難しいのは少しだけ。他はとにかく動いて、打って、汗をかく。是非、運動初心者にも受けていただきたいです。慣れている方は自分で強度を上げて、追い込んでもらえるといいですね。

プログラム中、意識しているのはとにかく称賛すること。メンバー様一人ひとりのそばに行き「いいパンチです」「しっかりできてます!」など褒める。自分が見ていることを伝え、安心して全力を出して欲しいです。またフィットネスってちょっとした一言がエネルギーになるもの。いいきっかけにもなればと思っています。

それと迷子を作らないこと。途中、キツくて集中力が途切れれがちになりますが、ラストソングが終わるまで全員をゴールへ連れていきたいです。そのためにも自分が動くことは欠かせません。目の前でやって見せれば迷子にはならないですし、頑張ろうって気にもなる。それこそ力を出し切って倒れるまでやりたいとも思っています。

意外に家庭的?

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趣味はネット配信で洋画を見ることとゲームですね。どちらも時間を忘れるほど大好きです。映画はジェイソン・ステイサムとかトム・ハーディなどのタフなアクション系俳優に憧れていて、彼らが出演する作品はほとんど観ています。最近は『ヴェノム』なんてお気に入りです。

あとは料理です。栄養バランスも自分で調節できるし、よく作ります。得意料理は回鍋肉です。自分で言うのは恥ずかしいですが割と上手だと思います。意外に家庭的かもしれません。あと趣味とは少し違うけど、少し前まではチンチラってハムスターに似た小動物を飼っていました。動物も好きなんです。b-monsterのサイトにあるパフォーマー紹介の写真を観て、怖い人だとよく思われるんですけど、そんなことはありません(笑)。

トレーニングはまず楽しむこと

b-monster hoshi

b-monsterの良さは、やはり暗闇と音楽です。キツいプログラムって、普通のジムで一人黙々とやるのは挫折しやすいじゃないですか。でも暗闇と音楽の力があればやれるし、あと周りにはパフォーマーもメンバー様もいるから、つられて頑張ろうって気になる。体の奥に眠っている力を出せると思うんです。唯一無二のフィットネスだと思いますね。

>メンバー様には自分の殻を打ち破って、一段上の自分になっていただきたいです。キツいことも楽しいことも両方、存分に味わうことで、身体もメンタルも絶対に強くなる。今まで見られなかった風景を見て欲しいと思います。

僕自身もb-monsterのプログラムを通じ、変わりました。特に大きいのはメンタルでしょうか。大きく物事を見れるようになったというか。トレーニングに対する意識も変わりましたね。以前はきちんとやるのが当然だと思っていましたが、今は回数やフォーム以上にまず楽しむことが大事なんだなって。こんな風に考えたことはなかったので、自分でも驚きです。

 

「怪物になりたい」

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今の目標は、〝HARD〟を持つことです。通常プログラムと違う自分を見せたいですし、あと自分自身も鍛えられるじゃないですか。じつは言うと、僕の中には怪物になりたい願望があるんです。体つきがどんどん大きくなり、メンタルも限りなく強くなる。そうなったら一体どんな世界が待っているんだろう。考えたらものすごくワクワクしちゃって! 落ち着いて見えるかもしれないですけど、心の中はいつも熱く燃えているんです。

最後に。今の自分がいるのは、これまでの人生で出会ってきた方々があってのものです。常に感謝の気持ちを忘れずに、今後もメンバー様に愛されるパフォーマーとして頑張っていきたいと思います。

 
b-monster.fit 未来を変えるパフォーマー募集
ライター:Tomoki Ohno
音楽制作会社、カルチャー誌での勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターに転職。現在は雑誌やウェブサイトなどで、音楽をはじめエンタメ、スポーツ、飲食などの記事を執筆。b-monsterは、約2年にわたって週3~4日ほど通っている。

photo by Jun Yamashita
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