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b-monsterパフォーマーの横顔“CALA”「楽しむポイントを見つけ出すことが目標達成の鍵」

MONSTERS | 2020.06.15
b-monster cala

クールな面を持ちながらアグレッシブなプログラムで注目のパフォーマー、CALA。研修中に膝を故障し、フロントスタッフとして勤めた後、ようやくパフォーマーへ辿り着いた。彼女はどのように逆境を跳ね返していったのか。胸に抱き続けてきたb-monsterパフォーマーへの想いを熱く語ってもらった。

スポーツや音楽からb-monsterへ

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埼玉県で生まれ育ちました。幼い頃からスポーツが得意で、高校までいろいろな競技をやりました。スキー、スノーボード、ダンス、水泳、ソフトボール、テニス、陸上。特に力を入れたのは陸上です。種目は砲丸投げ、槍投げの投擲(とうてき)。興味本位で始めたんですが大好きになって。高校時代は県大会で上位に入賞しました。

b-monsterは大学で就活をやっている時、通っている友達に教えてもらいました。中学校の頃からレディー・ガガやアヴリル・ラヴィーンなど洋楽が大好きだったんです。スポーツもやってきたし、向いているんじゃないかって。ネットで見たらビビビッときたので、すぐ面接を受けて、採用をいただきました。でもその時点ではプログラム体験はゼロ。研修に入る前、新宿スタジオのフロントでバイトしていたんですけど、そこで初めて受けたんですけど、あまりのキツさに驚いてしまって。不安になりましたね。

跳ね返す気持ちで

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研修ですが、じつは私、二回受けているんです。最初リズム取りの練習から始まるんですけど、そこからもうできない。サーキットトレーニングは満足に動けないし、動作説明とか喋るのも下手。ただそれで落ち込むかというと、それがそうでもなくて。逆にバネになるタイプ。練習の日は帰宅後に、休みの日も返上して、ひたすら練習に励みました。

やがて研修が順調に進み、デビュー、といけばよかったんですけど、それがそうはならなくて。最終テストを目前に控えたある日の練習で、カクって膝から崩れ落ちちゃったんです。病院に行ったら靭帯損傷。研修はストップ、しばらく恵比寿スタジオのフロントで働くことになりました。

最初はやはり落ち込みましたよ。だってデビューまであと少しだったんですから。それに同期は恵比寿で順調にやっていて、それを見るとなおさら辛くなっちゃって。でも腐っていても仕方ない。フロント仕事をしっかりやれたら、より完璧なパフォーマーになれるんじゃないかって気持ちを切り替え、率先して清掃をしたり、しっかり雑務をこなしていきました。一方で研修に戻った時に備え、できる運動をコツコツやっていました。

そんな中で嬉しかったのは、先輩パフォーマーの存在。私の事情を察し、さりげなくアドナイスをくれたり、自分の時間を割いて、私に深夜練習をさせてくれたり。しかも付き合ってくれて。あと何度か食事を一緒にさせてもらい、その都度、励ましの言葉をいただきました。それらのすべてが本当に力になりましたね。

膝が完治し、再び研修に戻ったのは、半年後。しっかり準備を重ねていたせいか、そこからは滞りなく進めました。最終テストも嬉しさがいっぱいで、緊張せずに臨むことができました。

困難を乗り越えて

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デビューは2019年3月6日、池袋の所属です。デビューして一年余りが経ちますが、パフォーマーとしてやっていける自信がついたのは本当につい最近です。それどころか、研修時代以上に落ち込んで、退職しようと思ったことも何度かあるんです。

大きな理由はスタジオが埋まらないこと。1ヶ月経っても、2ヶ月経ってもさっぱり。自分の動きを動画で見直したり、プログラムを変えたり、あとLEONさんのDJの現場へ行って空間作りの参考にさせてもらったり、いろいろやったけど、それでもメンバー様がいらしていただけない。どうしたらいいか分からなくて。

そうこうしているうち、半年後に大宮スタジオへ移動。心機一転の気持ちで臨んだんですけど、そこでもやっぱり変わらなくて。自分は向いていないのかなって、本当に悩みました。そこでついに決めたんです。それまでイベントをやらず、vol.1一本でやってきたんですけど、もしvol.2を自分の思い通りに作って、それでも状況が変わらなかったら、辞めようって。

vol.2はvol.1より強度を上げ、コリオも変わった動きを入れて作りました。自分が動ける限度を意識しつつ、自分色をはっきり出そうって。中途半端なものは作りたくなかったんです。完成後は何度も通して動いてみて、手応えを感じました。これでダメなら仕方ない。そう思いました。

そしてプレリリース当日。不安を抱えたままスタジオに入ると、想像以上の数のメンバー様がいらっしゃったんです。しかも終了後は嬉しいことに「よかった」「楽しかった」って。そして正式リリースでは、さらに多くの方々が。しかも平日の昼間の回です。ちょっと信じられなかったけど、嬉しさがこみ上げてきました。ずっと悩んでばかりで苦しかったけど、その分、いろいろ試行錯誤したし、パフォーマーとしてのあり方そのものも見直しました。結果的に充実した日々をおくれた気がします。

自分の空間に引き込むプログラムを

b-monster cala

今、私が担当しているプログラムは、そんなvol.2を含む3本です。vol1は、ベーシックなプログラム。基本的な動作だけで構成されています。ただサーキットもパンチも一つひとつの動作が長めでしっかり負荷がかかってきます。初めての方はややキツく感じるかもしれませんが、是非乗り越えてみてください。

BABY MONSTERは、35分間のベーシックプログラム。バーピージャンプなど高強度な動きはないのでフォームなどを確認しながら、自分のペースで動いてみてください。特にまだ入会したばかりの方におすすめです。

vol.2はプログラム紹介で「Jungle&Animal」とある通り、野生的で開放感溢れるものを目指し作りました。サーキットではトカゲの動きをイメージしたロッククライマーや、クモをイメージしたスパイダーなど下半身強化がメイン。パンチではダッキングやスウェイなどを織り交ぜつつ、複雑なコンビネーションを数多く入れています。強度は高めです。自分を追い込みたい方、キツいプログラムで心を解放したい方は挑戦してみてください。

プログラムで意識しているのは、基本を忠実に守ること。パンチフォームからキューイングまで一つひとつ、メンバー様にわかりやすく丁寧に見せらればと思います。

あと見せ場をしっかり作ること。b-monsterはエンタメ型フィットネスです。なので要所要所でダイナミックに動いて、プログラムにメリハリをつけるようにしています。自分の中のイメージはハリウッドのアクション女優。自分の空間に引き込むプログラムを提供したいと思っています。

料理なら私に任せて!

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趣味はNetflixやYouTubeなどを見ることですね。あとは身体を動かすこと。休みの日はロッククライミング、アスレチック、ボクシングジムなどへ出かけます。どちらかといえば変わったスポーツをするのが好きですね。パフォーマンスの刺激にもなっています。

また特技は料理です。学生時代に居酒屋でアルバイトしていたことがあって、ずっとキッチンで調理を担当していたんです。なのである程度のものなら何でも作れます。誰かの家で集まって、食べるものが欲しいなんて時は任せて欲しいですね。

b-monsterで幅広い活躍を

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b-monsterの良さはいくつもスタジオがあり、それぞれが違った個性を持っていることです。他のスポーツジムは、大体どこへ行っても同じなので、そこは大きな違いですよね。しかもパフォーマーも一人ひとり個性があってまた違う。そこは大きな魅力だと思います。全スタジオ、全パフォーマー制覇してみるのも面白いと思います。

メンバー様にはワークアウトに励んでいただきつつも、十分に楽しんでいただきたいです。身体を鍛えるだけであればどんなジムでもいいし、他にやり方はいくらでもある。b-monsterで自分なりに楽しめるポイントを見つけだして欲しいです。それが自分の目標を達成する鍵になると思います。

今後の目標としてはプログラムやパフォーマンスをより向上させること。あとできればb-monsterの海外スタジオで働いてみたいですね。上海、台北、すごく行ってみたいです。海外で暮らしたことはないし、言葉の習得もすぐには難しいかもしれないけど、やれそうな気がしています。これまで辛い時もなんとか乗り越えてこられましたから。

 
b-monster.fit 未来を変えるパフォーマー募集
ライター:Tomoki Ohno
音楽制作会社、カルチャー誌での勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターに転職。現在は雑誌やウェブサイトなどで、音楽をはじめエンタメ、スポーツ、飲食などの記事を執筆。b-monsterは、約2年にわたって週3~4日ほど通っている。

photo by Jun Yamashita
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