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b-monsterパフォーマーの横顔"Allie"「誰かの存在が、いつも自分の励みになる」

MONSTERS | 2020.02.10
b-monster allie

小柄な体ながら、パワフルなパンチと溢れるエネルギーでスタジオ中を沸かせるAllie。大宮スタジオのオープンを機にパフォーマー人生をスタートさせた彼女はそこで一体、何を見つけたのか。その軌跡を辿ってもらった。

美容とウエイトトレで自分を磨いた

b-monster allie

福島県の出身です。スポーツは、中学までテニスと水泳をやっていました。高校は部活をせず、小さい頃から興味のあった美容系の資格を取得することに専念。埼玉県へ引っ越し、専門学校を出た後、ネイリストとして仕事をしたり、ジュエリー・ショップで働いたりしていました。

仕事を始めて夢中になったのがウエイトトレーニング。ジムに通い出してからやるようになったんですが、体型が変化するのが面白く、また筋肉痛も気持ちいい(笑)。食事や筋肉、トレーニングの基礎などを勉強するようになり、パーソナルトレーナーの資格の取得を目指すようになりました。

やがて興味が湧いたのが運動系の仕事です。それまで運動とは無関係の仕事だったので自分には無理だと思ったんですけど、日を追うごとに挑戦したくなるばかり。その頃、知ったのがb-monster大宮店のオープンです。b-monsterはもともと知っていて気になっていたんですけど、それが埼玉にできる! 働きたい気持ちと好奇心でいっぱいになり、気付いたら応募し、採用をもらいました。

台湾の同期たちと切磋琢磨

b-monster allie

研修は体力強化からコリオの習得まで、すべてのトレーニングがキツかったです。特に苦手だったのは「アドリブ・サーキット」。研修生全員が交互に指示を出し合うサーキットトレーニングなんですけど、常に「テンションあげて!」「もっと自分を出して!」と注意されてばかりいました。意外かもしれませんが、私自身、じつはすごい小心者で、人前に立つのが苦手なんです。人を巻き込むほど殻を破って、自己表現するなんてできなかったんですよね。

また45分間のコリオを披露するトレーニングの時は中途半端なまま終了。練習をかなり重ねてきたはずなのに、みんなの前に立った途端、頭の中が真っ白になってしまって。悔しさで、大泣きしました。

それでも頑張れたのは同期の存在が大きかったです。特に私の同期には台湾のパフォーマー13名がいたんです。初めて会った時は唖然としましたよ。日本語が通じない上、大半が筋肉隆々男性だから〝圧〟がすごくて(笑)。でもフレンドリーで楽しい人ばかり。「台湾組はわざわざ日本にまで来て頑張っているんだから、自分も負けられないな」と思えて、すごく励みになりました。そして必死でやっているうち、メンタルも強くなっていましたね。

先輩たちからパフォーマンスを学ぶ

b-monster allie

デビューは昨年2019年8月。大宮スタジオの所属です。ここまでの半年間、自分の中で大きかったのは10月からGryffinを担当したことです。イベントプログラムをやってみたいという希望がデビューして1ヶ月余りで叶いました。でも肝心のコリオがなかなか作れなくて。

その時、力を貸してくれたのが先輩の存在でした。「メンバー様がスムーズに動けるよう、ここはこの動きに変えたら?」「ここは強度を上げてみたら?」など、たくさんのアドバイスをいただきました。また、その先輩はパフォーマンスが素晴らしいことはもちろん、メンバー様への対応や食事にも最新の注意を払うなど生活スタイルもストイックで、パフォーマーの鏡のような方。入社まもない時期に尊敬できる先輩とプログラムを作り、そばで勉強させていただけたのはとてもラッキーでした。

あと大宮スタジオはワンフロアなのでスタジオ内の音がフロントにいても聞こえる。それも私にはありがたくて。大宮所属の先輩に加え、ライブ配信に来られる他スタジオの先輩方のキューイングが聞けるんです。逆に私のキューイングを耳にした先輩から「あそこはもう少し強く言った方がいいんじゃない」「最近、声を低くしてよくなったね」など声をかけていただくこともあります。そうしたひとつひとつが勉強になり、自分のパフォーマンスの源になっています。

キツさと楽しさが入り混じったプログラム

b-monster allie

いまリリースしているプログラムは3つあります。vol1.は基本的な動作だけで構成された、ベーシックなプログラムです。ただしサーキットは展開が早く、強度はやや高め。サンドバッグパートもいきなりラッシュに入ります。最初はキツく感じるかもしれませんが、思い切り臨んでみてください。

Gryffinは、音楽を楽しんでもらえるよう作りました。サーキットはタッチダウン、ハイニーなど下半身系トレーニングが多め。パンチパートは音ハメを意識したくさんのコンビネーションを入れ、またジャンプをパンチの間に挟むなど、ダンスしているような動きも多く入れてあります。気分をスッキリさせたい方には特におすすめです。

baby monsterは、ボクシングやワークアウトに慣れていただけるように作ったプログラムです。基本的な動きだけで構成されていて、強度は低め。時間も35分間と短くなっています。初心者や動作を確認したい方はこちらを受けてみてください。

明るいムードが持っている力を引き出す

b-monster allie

プログラム中に意識しているのは、メンバー様を〝見る〟こと。コンビネーションで迷子になっていないか、サーキットも含め正しいフォームで動いているかをチェックしています。もしできていない方がいれば、近くで見せることもあるし、もっと力を出せるだろうと思う人がいれば煽りにもいきます。

またキューイングでは声の大小やトーンは常に意識しています。以前、ライブ配信でいらしたKAIYAさんと話したところ、大宮スタジオは他スタジオに比べ音がよく響くので、自分のプログラムでは口の開け方を微妙に変えて声を出したとか。そんな風にちょっとした変化で、メンバー様にはまったく違って聞こえるもの。自分も細かな配慮をしています。

あとはなんといっても〝明るさ〟です。ひたすら自分を追い込む、キツいプログラムも好きですが、キツいけど楽しくてアッという間に終わっていたというのが自分の理想。なので本番中から前説まで笑顔を大切にして、雰囲気作りに気を配っています。特に前説では動作のアドバイスだけでなく、スタジオ内のちょっとした出来事なども話します。何を話すかは当日のお楽しみ(笑)。まずはリラックスして、存分に力を出していただきたいです。

b-monsterの魅力はコミュニケーション

b-monster allie

休日はショッピング、たまに筋トレ、夏にはよく日サロに通います。あらかじめ予定を立てずに、のんびりと過ごすことが多いです。長い休みをとれる時は旅行に行くこともあります。

私が思うb-monsterの良さは、クールなイメージながらもアットホームな雰囲気があることですね。特に大宮スタジオがそうなのかもしれませんが、メンバー様同士がスタジオで知り合いになったり、予定を合わせて一緒に受けたり、あとプログラム後はメンバー様とパフォーマーが気さくに言葉を交わしたり。そのようなことは普通のジムだとあまりないと思うんです。誰かの存在が、いつも自分の励みになる。グループフィットネスならではのコミュニケーションがあるのが魅力だと思いますね。

「フランクに話しかけて欲しいです」

b-monster allie

私自身は、性格がキツそうに見られがちなんですけど、プログラム以外ではかなりの〝ゆるキャラ〟です(笑)。大宮スタジオでも、みんなから妹のようにいじられています。私の〝Allie〟は、海外だと特に親しみやすい名前らしく、それでつけました。なのでスタジオの外では、プログラムのことでも筋トレのことでも、どんなことでもいいのでフランクに話しかけて欲しいです。

そして体を鍛えたい時、元気が欲しいとき、ストレスを発散したい時、どんな時でもプログラムを通し、自然と笑顔になっていただけたら嬉しいですね。

 
b-monster.fit 未来を変えるパフォーマー募集
ライター:Tomoki Ohno
音楽制作会社、カルチャー誌での勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターに転職。現在は雑誌やウェブサイトなどで、音楽をはじめエンタメ、スポーツ、飲食などの記事を執筆。b-monsterは、約2年にわたって週3~4日ほど通っている。

phoho by Jun Yamashita
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