インストラクターインタビュー「つらさを超えた先に見えるもの」

b-monsterのひとつの特徴は、インストラクターそれぞれの個性が際立っていること。ここでは、普段知ることのないインストラクターのb-monsterにかける想いを紐解いていく。
ボクサー時代
―JOEさんはボクサーだったとお聞きしました。ボクシングはいつから始めたのですか。
友人に誘われたのがきっかけで、15歳から始めました。国体やオリンピックを目指す方向に進んだので、プロライセンスは更新せずに、インターハイの東京代表選手や関東大会のキャプテンになることが多かったです。後楽園ホールで試合もさせていただいていました。
―ボクサー時代に培われた力はありますか。
試合は3分間、集中してやっていくので、集中力は養われていると思います。試合中は1対1で戦っていますが、外からコーチの指示なども飛んでくるので、周りを見る技術も備わりました。

―ボクサーの訓練とはどんなものなのでしょうか。
まずはロードワークが基本です。スタミナと心肺機能の向上のために、朝起きたら10km走るとか。一番つらかったのは試合に到達するまでの練習です。体をつくっていかなければいけないし、減量もありますし。あんなにつらいことはもうないと思います。そのおかげか、社会に出てからもくじけることは少ないですね。
インストラクター時代
―インストラクターの経験も長いとお聞きしました。
はい、ケガをして引退してから、一般の方にもボクシングをもっと知ってもらいたいという想いがでてきて、フィットネス業界に入ってもう15年以上になります。私1人で同時に200人以上の方を教えることもあったので、それは今に活きていますね。そちらを見ていなくても、サンドバッグを打つ音だけでいろいろ分かります。
―今回b-monsterのインストラクターになったのは、どのような想いがあったのですか。
はい、マネージャー歴も長かったのですが、私はもっと現場でお客さまと接していきたいという想いが強くて、一大決心しました。もうひとつは、40代のあるボクサーの存在です。まだ現役でがんばっていらっしゃって、こちらも勇気づけられる。だから私も現場に立ち続けて、昔スポーツをがんばっていた方たちに勇気を与えたり、応援する役になれればいいなと思っています。

―レッスンを受けている方の反応はいかがですか。
例えば、社会で役職がつくと、上から叱られることは滅多にありません。でもレッスン中は、社会的地位には関係なく指導してほしいと仰って下さる方もいます。「部活を思い出して熱くなれた」「若い頃先輩に叱られたことを思い出した。自分も初心に戻った気持ちで若手と接していこうかな」と言って下さるとうれしいです。みなさんががんばる姿を見て、私も励みになりますし、こちらもさらにいいものを返していきたいです。

使用したバンテージ
つらさを超えた先に見えるもの
―JOEさんのレッスンの特徴を教えて下さい。
ボクシングジムのようなストイックさです。トレーニングも「習うより慣れろ」という部分が多いです。みなさん自主的に取り組んで下さるので、上達も早いですね。ボクシングジムに行くのは抵抗がある女性の方も、b-monsterの空間ならレッスンも受けやすいし、実際ジムに行くよりも上手く、強くなっています。
―どんな方にレッスンを受けていただきたいですか。
なにかに迷っている方にも来ていただきたいです。ボクシングは集中力や我慢強さが養われるので、もし会社やプライベートでいやなことがあっても、乗り越えていける強さが備わるかなと思います。「そんなこと大したことない」と思えるほど、高強度のプログラムですしね。

―つらい分、達成感もありそうですね。
みなさんには、つらさを超えた先に楽しさがくると伝えています。「きついな」とずっと感じていたのに、ある線を超えると「あれ?」って。膝をついても腕立て伏せができなかった女性が、今は普通に回数を重ねることができている。目標に到達する楽しさを味わっている方がたくさんいらっしゃいます。b-monsterのメリットのひとつは、自分のテンポで打てること。自分と向き合いながら、心身ともに強く美しくなっていってほしいです。
PROFILE

b-monsterインストラクター初期メンバー。ボクサー、フィットネスジムインストラクターを経てb-monsterへ。本格的なボクシングを体感したい方、ストイックに汗を流したい方におすすめの高強度のレッスンを展開している。