b-monsterパフォーマーの横顔"YUUHI"「メンバー様を元気にすることが存在意義」
キックボクシングの世界からb-monsterへ
b-monsterの入社前は、働きながらキックボクシングをやっていました。K-1の魔裟斗や山本“KID”徳郁の現役時代を見てきたので、ずっと格闘技がやりたかったんです。
そこで「どうせやるなら本格的に」と思い、魔裟斗のジム(シルバーウルフ)に入門してキックにハマり、アマチュアの大会にも出場しました。
b-monsterとの出会いは、知人に誘われてプログラムを受けたことがきっかけです。暗闇でボクシングをやることまではわかっていたんだけど、一人ひとりを奮起させるパフォーマーの姿に魅了されて、「自分もステージに立ちたい」と思いました。
45分がエンターテイメントに変わった瞬間
ぼくは一度ステージに立ったら、とにかく「楽しむ」ことを意識しています。それは現在までずっと変わっていないスタイルです。
ある意味バカだったから助かったというか、そもそもテストに受かると思っていなかったので、プレデビューの日はまったく緊張せずに、本当に自分の好きなようにやりました。
いまでも鮮明に覚えているんですけど、序盤のサーキットパートがうまくいって、「今日は調子が良いな」と思ったときに、シャドーパートでSuchmos(サチモス)の『YMM』を歌ったんです。
アーティストが日本人か外国人かすら知らなかったのに、かなりテンションが上がっていたんでしょうね。それからはクセになって、同じパートでは毎回歌うようになりました。
YUUHIのプログラムの特徴
いまはvol.1からvol.3のプログラムを持っているんですけど、曲は本部の方に選んでもらいました。
vol.1は「楽しさ」に特化したプログラムで、腹筋強化がメインです。基本動作が一通りできるので、トライアルに参加される方やとにかく元気になりたいメンバー様におすすめです。
vol.2は「キツさ」に挑戦するプログラムで、下半身強化がメインです。メンバー様により楽しんでいただけるよう、まず自分が楽しめるようにしています。コリオの動きが難しくなっているので、初見だとちょっと難しいんですけど、翌日にしっかり効いてくるのでトレーニングには最適です。
vol.3は、キックボクシングで教わったステップを取り入れたりしています。ボックスマスターの場合は1番2番にジャブクロス、バウンス、バウンス、右にステップして4番にクロスが異常にハマるんです。
メンバー様の心と身体を元気にしたい
プログラム中は、とにかくメンバー様に声を掛けるようにしています。中には後列で1人黙々と参加されるメンバー様もいるかと思いますが、自分はそれをわかったうえで、あえて3列目・4列目に行くこともあります。
プレッシャーになるかもしれないんですけど、一人ひとりに声を掛けることによって、とにかく最高に楽しんで、元気になってほしいと考えているからです。
たとえば「嫌なことがあったけど、プログラムに出たら忘れちゃった」とか、身体だけではなく心へのアプローチこそ意味がある気がしていて、b-monsterのパフォーマーの存在意義はそこにあると思っています。
ただスタイリッシュに暗闇でボクシングを見せるだけだったら、メンバー様のメリットは薄い気がするし、もしそこだけを軸にしているパフォーマーがいるとしたら、ぼくは負ける気がしませんね。
理想のプログラムの追求は終わらない
目先の目標はやっぱり、自分の好きな曲でプログラムをつくることです。
勝手な感覚ではあるんですけど、vol.1とvol.3のテイストを組み合わせたものを、自分の選曲でvol.4としてリリースできれば、メンバー様に「ダントツでvol.4が好き」と言っていただける自信があるんです。
またvol.4を自分の好きな形でドカンと出したあと、vol.5はどんなテイストにするのがハマるのか。逆にガラッと変えてもいいなとか。そういうことは常に考えています。
ぼくが今後どうなっていくかは自分でもわからないので、どんな破天荒な方向に行くか、一緒に楽しんでいきましょう。
切磋琢磨できるパフォーマー
恵比寿スタジオ時代から、パフォーマーのKさんとはとくに仲良くさせてもらっています。何も考えていないような楽観的なところが、ぼくと似てるんです。
彼は半年先輩なんですけど、質問すると嫌がるそぶりを一切見せずに、スタジオでの振る舞い方とか、個々のメンバー様へのアプローチの仕方とか、かなりマニアックなアドバイスをしてくれます。
休みの日は2人で遊ぶこともあるし、SOHさんを入れて3人で遊ぶこともよくあります。ぼくとKさんはお酒をあまり呑まないので、カフェでコーヒーを飲んでしゃべったり、カラオケに行ってしゃべったり、高校生みたいな遊び方をしています(笑)。
1人のときは、身体が衰えないように鍛えているんですけど、最近はまたキックボクシングへのモチベーションが高まってきているので、どこかのジムに通おうかなと思っています。
大学卒業後、旅行誌の記者として北米・アジア・中東エリアの取材を経験。現在は都内のIT企業に所属し、複数のメディア運営・企業ブランディングなどに従事する。平日早朝から週3日ほどb-monsterに通うファンでもある。好きなプログラムは、NALU vol.2とSAORI vol.1。さらなる高みを目指してHARDプログラムに挑戦中。