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b-monsterパフォーマーの横顔"SATSUKI"「結果を出すには、強い気持ちが一番大事」

MONSTERS | 2019.05.27
b-monsterインストラクターSATSUKIのインタビュー

スタジオ内を縦横無尽に駆け回るアクティブなパフォーマンスと、心を突き動かす情熱的な煽(あお)りで人気のパフォーマーSATSUKI。自ら「鬼だと思う」と語るほど、激しい彼女のプログラムには、一体、どんな想いが込められているのか。その胸の内を聞いた。

SATSUKIの「KI」は鬼の「KI」

b-monsterインストラクターSATSUKIのインタビュー

私のプログラムって「めっちゃキツい」とか「部活みたい」とかよく言われるんです。あと「鬼」とか(笑)。でもそれ、合ってますよ。自分でも本当に鬼だなと思うし、私の本名は平仮名で「さつき」なんですけど、母は「さつき」の「き」を漢字の「鬼」にすればよかったと思ったことがあったらしいので。私、幼児の頃、ずっと寝ないし、泣きっ放しだったんで、母は鬼のような子だと思ったらしいんです。もし本当にそうなってたら、b-monsterのパフォーマー的にはピッタリの名前ですよね。

高校時代のバスケ部が原点

b-monsterインストラクターSATSUKIのインタビュー

神奈川県横浜市の出身です。スポーツは小学生の頃からスノーボード、ダンス、バスケットボールを並行してやってました。私、とにかく負けず嫌いなんです。だから、どれもくらいつくようにやってました。

特にバスケは高校時代、県下でも有数の強豪校に通ったんですけど、朝は始発で学校に行き、夜ギリギリまで練習。何から何まで相当ハードでした。ランニングなんて4kmを15分以内に走りきるのがノルマ。できなければやり直しみたいな。食事制限もあったし、恋愛も禁止。何度も泣いたし、地獄かと思いましたけど、心も体も強くなれました。

高校卒業後はダンス経験をいかし、ダンサーとして活動する一方、歯科助手として勤務。その後、アパレル会社で3年間勤めたんですけど、身体を動かす仕事に就きたくなって。そこでたまたま見つけたのがb-monsterでした。音楽もクラブも好きだし、楽しそうと思って応募しました。ただ応募の時点でトライアルを受けてなかったんです。運良く面接には通りましたけど、どんなことをするのか実はわかってなくて。研修で初めてプログラムを受けた時はびっくりしましたね。「え!? キツい!」って。でも終わった後、部活時代の達成感を久々に思い出し、やる気を掻き立てられました。

同僚に刺激を受け、熱いパフォーマーに

b-monsterインストラクターSATSUKIのインタビュー

最初の所属は恵比寿スタジオです。当時の先輩は、MUSICAさん、NANAさん、MARIさん、LEONさん、RIERUさん、SHINさん、Kさん。皆さん、錚々たる方々だし、まだ自分のスタイルが確立してないのもあって、どちらかというとクールにやってました。

変わったのは新宿スタジオに移ってから。SAORIさん、KIMIさんらと一緒になったんですけど、それぞれ「誰よりも動くことが煽り」という方たち。見ているうち、自分も血が騒ぎ、次第に熱くなっていきました。NANAさんとは恵比寿スタジオ時代からずっと一緒なので「入った頃は可愛らしかったのに、いまは全然違う!」なんてよく言われます(笑)。

いまレギュラーで担当しているのはvol.1とvol.2の2本です。vol.1は、全身を鍛えるベーシックなプログラム。難易度は低く、パンチもしっかりと打ち込めるので、初心者の方も楽しめる構成になっています。vol.2は腹筋強化を狙いました。

昨年末から今年頭まで、やはり腹筋をメインに鍛える「THE SIX PACK」プログラムを担当してたんですけど、最近その動きを取り入れリニューアルしました。サンドバッグパートの合間にもダブルクランチやトゥータッチが入っていて、運動強度、難易度ともに高め。b-monsterに慣れて、よりキツいプログラムに挑戦したい方、より追い込みたい方に受けていただきたいです。

厳しい煽りで充実の45分を

b-monsterインストラクターSATSUKIのインタビュー

プログラム中の煽りや前説などは、言い方がキツいと、取られることもあるんですけど、そこはわかった上で敢えて言わせて頂いています。「できないと思って、最初からやらないのは嫌いです」とか「やるのは自分、やらないのも自分です」とか。やはり大切な時間を割いて、わざわざ来て頂くわけですから、充実した45分間にして欲しくて。

もちろんキツイのはわかるんです。「プッシュアップでは、絶対に膝をつかないでください」と言うものの、私も昔はプッシュアップを一回もできませんでしたからね。それでもくじけずに続けていけば、きっとできると思うんです。私だってできましたから。だから「キツイのはわかるよ。だけどなんとか頑張ってみて!」って。そんな寄り添う気持ちで煽らせて頂いてます。

実は私、以前すごく太っていたことがあるんです。バスケを辞めた後、運動せずに食べてばかりいたら、70kgまで体重が増えちゃって。成人式の頃など毎日、鏡を見て泣いていました。当時、友人などから「痩せたらキレイになりそうだね」と言われたのが悔しくて、ジムに通いまくり、食事制限をして1年間で15kg痩せました。だから痩せたい気持ちはわかるし、なかなか痩せられない時のもどかしい気持ちもわかるんです。私もいっぱい泣いたから。でも最後に結果を出すには、自分の強い気持ちが一番大事なんですよね。

プログラム中の私はすごくキツいと思うんですけど、メンバー様の体だけでなく、気持ちも強くなって欲しいので、その手助けになればと思っています。

休日はアクティブに過ごす

b-monsterインストラクターSATSUKIのインタビュー

休みの日は、山に行ってトレランしたり、ドライブに行ったり、あとショッピングにも行ったりと、アクティブに過ごします。また長い休みがあると海外にひとり旅に出かけます。昨年もアメリカのLAに行って、楽しんできました。時間をとるのはなかなか難しいですけど、今もどこか行けないか計画を練っているところです。ただ寒い季節になると布団にくるまって映画ばかり。冬眠します(笑)。

初めてプログラムを受けたメンバー様や、私をよく知らない方からは意外に思われますけど、私、プログラムでは感極まって泣くこともあります。この間のゴールデンウイークでも泣いてしまって。昨年、担当した「Avicii」プログラムの期間限定復活で、その最終回です。Aviciiが大好きで、自分でも気に入ってるプログラムが終わって寂しいのと、大勢のメンバー様が来てくださったのが嬉しいのと両方が合わさって。中には皆勤賞のメンバー様もいて、胸がいっぱいになりました。実は意外と涙もろいんですよ。怖い人のように思われることもありますけど怖くないです。本当に怒る時は、それこそ鬼のように怖いですが(笑)。

 
b-monster.fit 未来を変えるパフォーマー募集
ライター:Tomoki Ohno
音楽制作会社、カルチャー誌での勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターに転職。現在は雑誌やウェブサイトなどで、音楽をはじめエンタメ、スポーツ、飲食などの記事を執筆。b-monsterは、約2年にわたって週3~4日ほど通っている。
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