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b-monsterパフォーマーの横顔"KENT”「最高の45分間を熱い気持ちのままに」

MONSTERS | 2019.12.05
b-monster kent

見事な筋肉を躍動させ、雄叫びを上げながらスタジオ中を駆け回る。一見クールなその風貌とは裏腹の熱いプログラムで人気の大宮スタジオ・パフォーマーKENT。彼の素顔に迫った。

トレーニングし体が変化する喜びを提供したい

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東京都の出身です。小学校から高校まで水泳や器械体操を掛け持ちしながら、ずっとサッカーをやってました。〝ザ・体育会系〟ではないですが、スポーツは大好き。大学卒業後はスポーツ用品メーカーに就職し、ショップで働いていました。

働き始めてから夢中になったのがトレーニングです。僕は身長が高い割に体が細く、それがずっとコンプレックスだったんです。それがジムに通いだした途端、筋肉がつき体型が変わっていきました。それが本当に嬉しくて! 毎日のように通ううち、フィットネスの仕事をして、喜びを提供する側に回りたくなっていったんです。b-monsterを知ったのはその頃。広告のカッコよさに惹かれて応募し、採用をもらいました。

研修期間に病気を患い、パフォーマーを断念!?

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研修期間は毎日が厳しいトレーニング。不安ばかり募りました。パンチもキューイングも満足にできないし、その上、デビューの1ヶ月前、横紋筋融解症になってしまったんです。筋肉が壊れていく病気で、一時はパフォーマーを断念することも考えました。幸い軽症で、3週間でトレーニングを再開できたんですが、同期たちは次々デビューしていくし。取り残されるようで、本当に辛かったですね。ただそれだけに体を動かせる幸せを実感し、またA,Lyssaさんほか会社の皆さんへの感謝の気持ちを持って、研修を受け続けられたのはよかったです。後輩ですが一緒に研修を受けたBeckyとKATEの笑顔からも元気をもらいましたね。

パフォーマーHIROKOとのプログラムが財産

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2019年4月、青山スタジオでデビュー。現在は大宮スタジオの所属です。まだ半年あまりしか経っていませんが、自分の中で転機になったことがふたつあります。

ひとつはデビュー2ヶ月で、3周年イベントを担当したこと。しかもパートナーを組ませて頂いたのはHIROKOさん。昔からのメンバー様には「なぜKENTが?」「一番ありえない組み合わせ!」と言われました。本当にそうですよね。僕もどうなるか想像できませんでしたから(苦笑)。HIROKOさんは「気楽にね!」と笑ってくださったけど、一緒にやって驚くことばかり。とにかく世界観が独特なんです。でも体の使い方、リズムの取り方などものすごく勉強になりました。デビュー間もない時期にHIROKOさんとプログラムができたのは大きな財産です。

もうひとつは、その直後にvol.2をリリースしたこと。デビュー2ヶ月でというのはb-monster史上最速だとか。コリオを作る上では、HIROKOさんから学んだことを早速生かし、またANNさんからもアドバイスをもらいました。それまではただガムシャラにやっていましたが、自分でコリオを作ったことで、プログラムを行う楽しさを改めて覚え、大きな自信にもなりました。音源を頂いてから10日間という短期間で作ったので、めちゃくちゃ大変でしたが、頑張って本当によかった!

ROCK(Q)は大宮でトップクラスの強度

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普段は2本プログラムを担当しています。vol.1はベーシック。どこにも複雑な動きはなく、誰もが動ける構成になっています。ただしジャンピングランジからのバーピージャンプやハイジャンプなどサーキットの強度は高め。最初はキツいかもしれませんが、乗り越えた時の達成感は高いはずです。

vol.2はやや複雑な動きを入れた攻略型。シャドーパートとサンドバッグパートでは、ステップなど挟んでリズムを刻んだり、ダブルフックやダブルアッパーを入れるなどしています。最初は迷子になるかもしれませんが、次第に音ハメが楽しくなるはず。強度はvol.1よりさらに高いのですが、是非、挑戦してください。

12月からはROCK(Q)がスタート。これは全曲クイーンのセトリで、サーキットパートでは曲ごとに大胸筋や腹筋、下半身などを集中的にいじめ抜くところから始まるプログラムです。大宮スタジオではRokiさんのHARDとNALUさんのvol.3が最も強度が高く、その下に僕のvol.2があると言われたことがあるのですが、これはvol.2の強度を超えるイメージで作りました。サンドバッグパートもしっかりパンチを打ち込めるよう作っています。3ヶ月間、何度か受けていただき、最後は自分の成長を実感してもらえたらと思っています。

いつでもメンバー様とともに

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プログラム中に心掛けているのは何より動くこと。時にはメンバー様の隣でやったり、ロードからサンドバッグを叩くこともあります。メンバー様に力を出していただくため、一緒に動いて、一緒にキツさを乗り越えたらと思います。

それと思い切り熱い気持ちで臨むこと。45分間、体と一緒に心も大きく動きまくります。特にvol.1のラストは魂を込めて叫びます。大宮では廊下やスタジオ横の女子更衣室などで、僕の「フリーパート!」って叫び声で、「あ、そろそろ終わる頃だな」ってわかるとか(笑)。またその時、両腕を下に置き、胸を張るんですけど、あれはサッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手のゴールパフォーマンスを意識しています。渾身の力を込めているので、皆さんも熱い気持ちでゴールを目指していただきたいです。

あともうひとつ。これはプログラムに限らないんですが、メンバー様とのコミュニケーションも大事にしています。僕自身、ジムに通いだした頃、インストラクターさんとお話できるのが嬉しかったんです。ショップで接客している時もお客様との繋がりは大切でした。それもあってメンバー様の顔と名前は覚えるようにしています。僕のことをクールで怖そうだと言われるんですけど、そんなことはありません。髪型も変えました(笑)。プログラムのことでも筋トレでも気になることは聞いてもらえたら嬉しいです。特に大宮スタジオはフィットネス初心者の方が多いと思うので、自分からも声をかけたいですね。

冬から春はスノーボードに夢中

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休みの日は家でゆっくり体を休めています。ただ11月から5月半ばまでの時期はスノーボードのことで頭が一杯に。年間15日くらいは行きます。あとはジムで筋トレ。大宮に移ってからノースリーブウエアに替えたんですけど、嬉しいことに腕の筋肉を褒められることがあり(笑)。さらに気合を入れています。

最大のライバルは過去の自分

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b-monsterの魅力はやはり暗闇と音楽です。それにパフォーマーが加わって、世界観が作られる。当たり前ですけど、普通の人は暗闇でサンドバッグを叩きません(笑)。非日常を存分に楽しんでいただきたいです。

それとやっぱり、理想の自分になれること。僕、昔から「ライバルは?」って聞かれると、決まって「過去の自分です」と答えるんです。だってそうですよね。誰かの名前をあげたら、いくら頑張ったってその人にしかなれない。自分がなりたいのは、他人じゃなくて自分自身だから。b-monsterのプログラムはものすごくきついけど頑張ればその分、体も心も変わる。過去の自分を乗り越え、理想の自分になって大きな達成感を味わってもらいたいです。

 
b-monster.fit 未来を変えるパフォーマー募集
ライター:Tomoki Ohno
音楽制作会社、カルチャー誌での勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターに転職。現在は雑誌やウェブサイトなどで、音楽をはじめエンタメ、スポーツ、飲食などの記事を執筆。b-monsterは、約2年にわたって週3~4日ほど通っている。

phoho by Jun Yamashita
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