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b-monsterパフォーマーの横顔"KAORI"「笑顔と楽しいという気持ちがエネルギーになる」

MONSTERS | 2019.10.02
b-monsterパフォーマーの横顔KAORI

「メンバー様と同じ仲間のような気持ちで一緒に動いている」と語り、その人懐っこい笑顔で人気のパフォーマー、KAORI。声を枯らし、スタジオにいる誰よりも動き回る、彼女のプログラムへの想いを聞いた。

高校時代のチアが原点

b-monsterパフォーマーの横顔KAORI

埼玉県の出身です。もともと音楽と運動が得意で、中学まではピアノと吹奏楽、高校でチアのソングリーディング、大学でダンスをやっていました。特に高校でのチアは全国大会にも度々出場する県下の強豪校で、厳しさと緊張感あふれる練習に死に物狂いで励みました。当時の思い出といえば、過呼吸になったことと、塩飴か梅干しを舐めたことしかないくらいです。こう見えて意外と体育会系なんです(笑)。

b-monster のことは大学卒業前にネットで知りました。最初はフロントのお仕事をして、時々プログラムを受けられたらいいかな、なんて思っていたんです。でもパフォーマーとして、ロードに立ってみたい気持ちが段々と募ってきて。思い切って応募したら、幸運にも採用をいただきました。

研修時代はパンチなどの動作をしっかり学び、あとひたすら体力作り。毎日が筋肉痛です。それでもチアの辛かった頃を思い出し、食らいついていきました。

最初は青山スタジオの所属で、2018年4月にデビュー。数ヶ月の間は緊張の連続で、とにかく必死でした。中でも苦労したのは〝前説〟です。もともと人前で話すのが大の苦手。他のパフォーマーのように、自分の近況をお話しするどころか、動作説明からガチガチになっちゃって。どうしようもないので、こっそりカンペを用意して、読んでいたこともあります(苦笑)。

新宿スタジオへの移動が自分を変えた

b-monsterパフォーマーの横顔KAORI

現在、入社して1年半が経ちますが、自分にとっての転機は昨年12月に新宿スタジオに移動したことです。青山の頃以上にキャリアの長い先輩方が大勢いて、その中でどういうパフォーマーであるべきか、どんなプログラムがいいのか、改めて見つめ直す、いいきっかけになりました。

また新宿スタジオは、スタッフルームとスタジオが同フロアなんです。フロントにいてもキューイングが聞こえ、プログラムの様子が伝わってきます。それも勉強になりました。中でも、大きかったのはSAORIさんのプログラム。キツいながらも、メンバー様を寄り添うように鼓舞するその姿には影響を受けました。

それともうひとつ。新宿スタジオに移動後、vol.2とK-POP3をリリースしたんですが、それらはともに自分でゼロから考えたコリオ。それまでガムシャラにプログラムをやっていたんですが、自分が考えたコリオをのびのびやっているうち、初めて〝楽しい〟という感覚が沸いてきました。するとメンバー様にも、私の楽しさが伝わってくれて。それはすごく自信になりました。

〝全力で動く〟が信条

b-monsterパフォーマーの横顔KAORI

私のプログラムですが、いまは三つをリリースしています。vol.1はベーシックなプログラム。複雑な動きはないので初心者も安心して受けられる構成になっています。サーキッドはランジ、スクワットなど多め。下半身を引き締めたい方にオススメです。

vol.2は、明るいムードの曲も多く入れ、楽しい気分でできるよう作りました。サーキットはプランク系の動きが多く、ウエストの引き締めに効果的。パンチのコンビネーションにはスリップやスウェイなどを多く取り入れていて、最初は難しいかもしれませんが、ノリノリで打ち込んでいくうちに慣れて、楽しさを実感していただけるはずです。

K-POP3は、全体でまるまる2曲を腹筋強化にあてたり、パンチコンビネーションにスリップやバーピージャンプを織り交ぜたりと、強度はやや高めです。でも音ハメを重視して構成しているので決して辛くはないはず。〝キツ楽しい〟プログラムが好きな人は受けて欲しいです。

普段、心がけているのは、何より全力で動くこと。時々、煽(あお)りにいきますが、動くこと自体が煽りになるよう動いています。またパフォーマーの中にはボディメイクのため、プライベートでジムに行く人もいますが、私はメンバー様と同じくb-monsterだけ。なのでロードに立ちながらも「b-monsterでボディメイクをする仲間同志、一緒に頑張ろう!」みたいな気持ちでも動いています。

あと辛い時ほど笑顔が大事。笑顔と楽しいという気持ちがエネルギーになるんですよね。なので自分も笑顔はすごく意識しています。またチアをやってた頃から、頑張っている方を応援したいという気持ちはいまもあって、その上でも笑顔は欠かせません。

プログラムが恋しくて仕方ない

b-monsterパフォーマーの横顔KAORI

休みの日は家で体を休め海外ドラマを見たり、犬の散歩に出かけます。ポンタという名前のトイプードルを飼っているんですが、本当に可愛くて。私のインスタグラムにも登場しているんですけど、気づきました(笑)?

また時間に余裕があればハイキングに行くのも好きです。そんな風に見られませんがじつは私、フィリピンとのハーフなんです。なので1〜2年に一度、フィリピンに戻った時は大きな森や草原へ出かけます。自然の中に包まれるのは、とても気持ちいいですね。

先日、喉の調子が非常に悪く、呼吸にも支障が出るということで、1ヶ月ほどお休みを頂いたんですけどプログラムが本当に恋しくて、仕方なかったです。フロントに立っていても、ずっとそわそわしちゃって。改めてメンバー様とプログラムを行った時の一体感がかけがえのないものだなと実感しました。これからもメンバー様の力になれるよう45分間、全力を尽くしたいです。

 
b-monster.fit 未来を変えるパフォーマー募集
ライター:Tomoki Ohno
音楽制作会社、カルチャー誌での勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターに転職。現在は雑誌やウェブサイトなどで、音楽をはじめエンタメ、スポーツ、飲食などの記事を執筆。b-monsterは、約2年にわたって週3~4日ほど通っている。
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