b-monsterパフォーマーの横顔"AO" 「笑顔になるメンバー様の姿を見るのが大好き」
多くのメンバー様を笑顔にするために、パフォーマーとしての役目を日々考え続けるAO。そんな努力家AOがb-monsterへの想いを語った。
Vol.4リリースに向けて

ヘアはプラチナゴールド。ウエアは全身ブラック。クールなヒップホップやEDMにのせ、プログラムごとに違う追い込みをかける人気のAO。入社して3年、現在スタジオにいるとき以外は、新しいプログラムであるVol.4のセットリスト作りに集中しているという。
AO:いま、暇な時間は基本的にYouTube見ているか、ヒップホップの最新プレイリストを聞いているか、コリオを考えているか、パソコンでセットリストを編集しているか…って感じですね。編集は全神経を集中しないとできないので、まわりの音や動きを意識からシャットアウトしちゃう。作業している時はすっごく感じが悪いと思います(笑)。日常的にYouTubeでDJのセットリストの構成や曲のつなぎ方を研究してるんですけど、やっぱりDJで稼ぐ人のセンスは凄いですね。私達パフォーマーはスタジオの中ではDJでもあるわけで、しかもVol.4ともなるとメンバー様の期待値も半端なく高いですから、45分間ノンストップで追い込んで行くには、セットリストの緻密なつなぎが不可欠なんです。
3年前、「あ、ここだ」と気づいた

スタジオでのAOは、ひと言でいえばナチュラル&クール。絶叫しながらあおったりはしないが、ふと気づくとじーっとサンドバッグを連打するメンバー様に、静かに声をかけていたりする。曲と体の連動性が見事で、誰でもすーっと引きこまれてしまうシームレスな一体感も彼女ならでは。まるでパフォーマーになるために生まれてきたようなAOだが、なんと最初はフロント業務を希望してb-monsterに入社したという。
AO:b-monsterに入社したのは2016年秋頃なので、だいたい3年前くらいですかね。最初はフロント希望だったんですが、たまたまプログラムを受けてみたら、パフォーマーの表現している世界がめちゃくちゃ格好よくて感動したんです。直感的に「これは新しいかも」と思い、すぐに希望職をパフォーマーに変えました。幼稚園の頃は新体操、小学校ではエアロビクスのサークルに入り、中学生になるとジャズ・ヒップホップ…と、ずっと体育会系+ダンスとともに育ってきました。また、大学ではファッション分野にも興味が湧いたので、卒業後はスポーツ用品メーカーやアパレルメーカーのショップで働いていました。仕事自体は楽しく充実していたのですが「いや、これは何か違うな…」といつも頭の中モヤモヤしていました。そんな時に偶然受けたプログラムは、まさに目からウロコでしたね。一瞬で私の立つべき場所は「あ、ここだ!」って気づいたんです。
メンバー様からいただく笑顔が糧

AOが「私の原点であり、ドスッピンの“私”そのもの」というVol.1は、とにかく選曲も動きもエネルギッシュ。コレオやテンポは決して難しくはないが、繋ぎのよいシームレスな曲のセトリストと相まって、気がつけばみんな、一心不乱に打ち込んでいる。AOの巧みなアジテーションに導かれて、「お疲れさまでした!」の声が響くと、メンバー様の紅潮した顔に、「やりきった」というスキッとした表情が表れる。
AO:それ、私が一番好きな瞬間なんですよ。プログラムが終わった後で『スッキリした!ありがとう』『嫌なこと、全部吹っ飛んだ』って、メンバー様に言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいですね。もっと最高なのは、最初は『無理、無理!最後までついていけない、きっと!』と言っていた方が、無我夢中となって最後までサンドバッグを打ちきるのを見たときです。ほら、できたじゃないですか!って、思わず駆け寄りたくなります。ほかにも、以前所属していたスタジオのメンバー様がInstagramのコメント欄に「AOさんのトライアル体験会を受けて入会を決めました。今も続いています」と書き込みしてくださっているのを見たときは、本当に嬉しくて涙が出そうになりました。
すべては、後悔しない45分間のために

AOが一番大事にしているのは、メンバー様全員に「今日のストレスを全部汗で流して、全12曲が終わると同時にスッキリした気分で帰ってもらうこと」。そして、「ちょっとしんどいなあと思ったけど、やっぱり来ちゃった」と笑顔でスタジオに入ってくるメンバー様に、後悔させない45分間を提供すること。
AO:メンバー様全員がひたすら自分に打ち込める環境を作るのが、パフォーマーとしての役目だと思っています。今、Vol.4の曲のセットリストの仕上げに没頭していて、ずーっとパソコンとにらめっこしています(笑)。スタジオまでの通勤時間が1時間ほどあり、そのうち電車に乗っているのが45分ぐらいなんで、曲の時間を計るのにはちょうどいいんですよ。やっぱり作っていて一番の悩みどころは、サンドバッグパートですね。どうアゲていこうかと常に考えています。元気でパワフルなVol.1から、全曲EDMでクール系にシフトチェンジしたVol.2。そしてVol.1とVol.2の集大成のVol.3。現状では、私の世界観を一番に感じてもらえるのはVol.3かなと思っています。私のこだわりとしては、毎年、違う色を出していきたいんです。AOは全部の世界をもってるよねと言ってもらえるのが、いまの大きな理想です。Vol.3を超える完璧なVol.4のリリースを、ぜひ楽しみに待っていてください!
