美脚の味方。第二の心臓ふくらはぎを日常生活で鍛える
パソコンやスマートフォンの普及、オフィスワークの増加に伴い、1日の歩く量が減り、運動量が少ない人が増加している。運動不足は血液の流れが悪くなり、健康にも美容にも良いことではない。
「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎは、血液を上半身にポンプのように送る重要な役割を果たしており、運動量が少ないとふくらはぎの運動量も減ってしまうので、血液の流れが滞り、足のむくみを生む原因となる。
今回は美脚効果の高いふくらはぎの簡単にできるトレーニング方法を紹介する。
血流悪化が引き起こす脚のむくみ
脚の太さを気にする女性は多い。むくみを引き起こす一因は、血流の流れが悪いことによる老廃物の滞り。普段あまり運動しない方は、筋肉があまり使われていないため、心臓からの血液が全身に行き渡りづらくなってしまう。
心臓からの血液は、老廃物や二酸化酵素を取り除く役割を果たしているため、血液の巡りが悪いと、老廃物が滞りやすくなるという原理なのだ。
かかとあげでふくらはぎの筋肉を鍛える
ふくらはぎを鍛える簡単なトレーニングは「かかとあげ」。かかとあげをすることで、「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎが鍛えられ、血液の流れが良くなり、心臓からの新鮮な血液が毛細血管の隅々まで行き渡るようになります。普段運動をしない人でも、かかとあげをするだけでかなりの効果が期待できる。
少し負荷を高めたい場合は、片足を上げてかかと上げをしてみる。同じ回数でも効果が高まる。
週に2,3回続けていると、ふくらはぎの筋肉量が増えて、普段歩いている時の消費カロリーも、やらないときに比べて増えるので、ダイエット効果も高まるだろう。
かかとあげ後は固まっているふくらはぎをもみほぐす
ふくらはぎの運動をした後は、ふくらはぎを揉みほぐしたり、軽くふくらはぎを伸ばすストレッチをしておこう。もみほぐす際は、ふくらはぎの上から下に向かって、次に下から上に向かって揉みほぐしていく。
次に、スネの前を抑えながら、足首を前後に動かしてみる。この時も、スネの前の筋肉を抑えて、上から下に、下から上に抑えながら、足首を動かすイメージで行う。足首の可動域が広がると、日常生活でふくらはぎを活用した歩き方ができるようになる。
ふくらはぎを鍛えることは冷え性にも効果的
女性に多い冷え性。かかとあげで体が温まり、血流も改善するので、ふくらはぎトレーニングをすると冷え性にも効果的と言われている。かかとあげで、血液やリンパの流れが改善するので、女性特有の冷え性や下半身のむくみを改善するにも効果が期待できる。
日常生活でもふくらはぎを鍛える
駅やビルの階段やエスカレーターでふくらはぎを伸ばしたり、歩いている途中で背伸び歩きをしてたりなど、ふくらはぎを意識的に使うことは日常生活でも簡単に行うことができる。
目に見えづらい血液の流れも健康や美容を内側から良くする効果がある。ふくらはぎが鍛えられると、運動後のアフターバーン効果も高まり、体質的にも太りにくくなるのではないだろうか。
第二の心臓ふくらはぎを鍛えて、太りづらい体質を目指していこう。